提案者:末藤 慎一朗(フォトグラファー)

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 和歌山という土地は、パナソニック創業者の松下幸之助、ヤマハの山葉寅楠、ミノルタの田嶋一雄ら世界的企業の創始者はじめ、紀伊国屋文左衛門、南方熊楠や華岡青洲…と書ききれないほど多くの偉人を輩出しています。また、カツオ節や醤油の発祥地であるなど「人やモノを育む力」はズバ抜けたものがあります。

 しかしその反面、和歌山には「ダメ」が多いように感じます。例えばスケートボード。数年前まで近所の公園にはスケボーを楽しむ若者が集まっていました。必死に上達しようとする彼らの目は輝いていました。

 ところが、ある時を境にパタリといなくなりました。「危険な行為の禁止」と書かれた看板が付いたのです。今、和歌山市にはスケートパークはありません。岩出市はスケボー協会ができ、パーク誘致にむけて頑張っているようです。

 そんな中、東京五輪の追加種目にスケートボードが検討されています。世界大会で幾度も優勝して金メダルを期待されている瀬尻稜選手ら、日本には有力選手がたくさんいます。

 一番良くないのは「危険だからダメ!」と一方的に規則や規制で禁止する事ではないでしょうか? 確かに禁止すればケガはありません。しかし夢や成長するのに必要な経験も奪ってしまいます。僕は人並みにヤンチャをして育ちましたが、「これ以上はダメ」と自分でストップをかける手加減を覚えられたと感謝しています。

 考えてみてください。スケボーにケンカに探検…、色んな「ダメ」がたくさんあります。しかしやがて社会に出た時、どうやって判断し、どんな方法で自分を守ればいいのでしょうか?

 「ダメ」は度がすぎると手加減や身を守る術を覚えられず、社会との付き合い方を養う経験を奪います。そういった体験ができる場をつくるのが大人の役割だと思います。紀伊国屋文左衛門も松下幸之助もきっとそんな環境で育ったでしょう。子どもには無限の可能性があるのですから!

この法案にご意見を

 「賛成・反対・どちらでもない」のご意見とその理由、氏名、年齢、職業、住所、電話番号を書いてお寄せください(匿名希望の場合、その旨も明記ください)。次号以降掲載致します。抽選で毎月3人に1000円分のクオカードを贈ります。
 なお、皆さんからの「和歌山よくする法案」も募集中です。
【応募先】
編集部「よくする法案」係
郵送=〒640・8570 ニュース和歌山
FAX=073・431・0498
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法案への読者の声

3月26号掲載 子どもたちにアートの遠足を

 よいものを見出す「目利き力」のある鑑賞者を育てていくため、幼稚園や学校のプログラムにアートの遠足を組み込みましょう。(グラフィックデザイナー・池田亜由美)

sansei 子どものころによいものを見てよいものを知るということは、大人になって美術に触れる、触れないにかかわらず、たいせつなことだと思います。身の周りには様々なデザインが潜んでいますから、何となくよい悪いを判断するだけでなく、どこがよくてどこが悪いのか、ちゃんと説明できる子どもが増えてほしいです。(会社員 匿名・37歳)

 自分は真似事もできないが、芸術を鑑賞するのは好きだ。例えば、絵は形や色の具合によってその人の心理状態が分かると聞いたことがある。上手、下手にかかわらず、幼少期から美術や芸術に携わって「目利き力」を養っていくことで、将来は感性豊かな大人になるのではなかろうか。私は、昔は博物館に出向いて、奥深くは分からないが、何となく楽しく癒されたものだ。(無職 匿名・80歳)

 

3月12号掲載 子どもは年に1度 夢を書こう

sansei 小学生の息子は、毎年度新しいクラスで将来の夢について書いたり発表したりするのが、どうも苦手らしい。「夢」という漠然とした言葉がよく分からないというのだ。年に1度夢を文字にすることで、将来について考えるきっかけができる。さらに、社会にはどのような職種があるのかを学校で紹介する機会があれば、未来へのビジョンも描きやすくなる。(主婦 匿名・30歳)

 

2月27日号掲載 人口減解消に優秀な外国人を

hantai 非常に短絡的で危険な発想だと思います。日本に住んでいるから、こういう考えの人が出てくるのでしょう。日本が平和で独自の文化を守ってこられたのは、四方を海に囲まれ、他の人種が流入しにくかったから。陸続きの国を見れば、異なる人種や宗派で争いが起こっている。そのようなことが日本でも当たり前に起こるようにしたいのでしょうか? 外国人が好きな日本は、日本の文化のある日本人の国なのだろうと思います。外国人を呼ぶ前に、子どもをたくさんつくれる社会にすべきでしょう。どうして人口を増やすことを言わないのでしょうか。(会社員 匿名・50歳)

(ニュース和歌山2016年4月2日号掲載)