「五十」と書き、〝ごじゅう〟以外に〝い〟とも読む。奈良時代の歴史書『日本書紀』には五十猛命(いたけるのみこと)という名の神様についての記載がある▼素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子である五十猛命は、天上の国から持ってきた木の種を九州から順にまき、やがて日本中を緑あふれる豊かな地にした。この五十猛命、和歌山市にある伊太祁曽神社の御祭神で、木の神様として慕われている▼今号1面から特集を組んできた通り、おかげさまでニュース和歌山は50年の節目を迎えることができた。読者あってこその新聞、ご愛読に感謝すると共に、新たなスタートに身が引き締まる▼孔子は論語に「五十にして天命を知る」と記したが、弊紙の天命は、信条の1番目にある「住みよい地域社会の実現に寄与する」こと。五十猛命のように日本全国とはいかずとも、これまで同様、和歌山にどっぷり根ざして元気の種をまき続けてゆく所存です。次週からの51年目もよろしくお願いいたします。(西山)

(ニュース和歌山2014年12月6日号掲載)