今年1月から始めた連載「ニュース和歌山が伝えた半世紀」が今号で終了した。本紙50周年を記念し、創刊の1964年から1年につき1本の過去記事を取り上げ、再取材する内容で、休まず完走でき、ほっとしている▼連載中もご意見、ご感想を数多く頂いた。そんな中、郷土学習に使いたいと教員の方から申し出があり、励みになった▼モチ米の配給減、お城にあった幻の球場、内川浄化、70年代の喫茶店の急増、丸正や築映の終えん…と暮らしに近いところで記事を書いてきた本紙ならではの現代史になったと思う。読者の脳裏に、あの時、あの人、あの場所がよぎる瞬間があったなら幸いである▼「嫁いだ娘に物を送る時、ニュース和歌山を添えます」「和歌山へ嫁ぎ、ニュース和歌山を通じ和歌山人になれました」といった声をよくもらう。故郷を感じるメディアと思って頂けるようになったようだ。これからも和歌山の物語を、そこに暮らす人の物語を拾い、愛郷心の揺るがぬ、より所を目指したい。(髙垣)

(ニュース和歌山2014年12月13日号掲載)