提案者:桜亭不二子こと古川素美
(アマチュア落語愛好会「紀の会」メンバー)

 私が所属する「紀(しるす)の会」では、和歌山市、岬町の小学校で落語を体験してもらう活動をしています。

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 初めは緊張している子どもたちにまず一席、落語を見せます。子どもは好奇心おう盛で、お話してもらうのが大好き。頭の中で自分の世界を描き、その世界の中で笑い、驚き、感動します。この後、高座に上がり、小噺(こばなし)や、手ぬぐいと扇子を使っての仕草に挑戦してもらいます。見ている同級生と大笑いし、温かい空気に包まれます。そして最後にもう一席、違う落語を聴き、すっかりリラックスした子どもたちは心からの笑顔を見せてくれます。

 この経験から提案したいのが「小学校で落語を必修教科にします」です。落語にはたくさんの人が出てきます。それぞれ一生懸命生きており、いっぱいドジをしたり、ウソをついたりします。人は失敗するもので、本人は必死でも周りから見れば明るい笑い話になる。落語を聴き、体験することは、物事を見る時のそういった両面を考える目を養うことに繋がります。また、人前で話すことにおじけづかない、集中して人の話を聞くなどの効果も期待できます。

 落語の本を読んだりし、プロの落語家に来てもらったりして関心を高めて、授業の仕上げには落語会。当日は父兄、ご近所の方たちを招待します。たくさんの人と笑いあった思い出は、大人になって一人で苦しい思いをした時にきっと役立ちます。世の中に落語という素晴らしい娯楽があることを思い出し、テレビや舞台で見て笑ってもらいたい。そして「今抱えている問題は大したことではないのかもしれない。だって、自分はこんなに笑えるのだから」と少しでも前を向いて歩く力にしてほしいのです。

 落語に詳しい世代のおじいちゃん、おばあちゃんと共通の話題ができ、共に笑いあう時間が増えます。落語を全く知らなかった子どもたちが、笑顔と共にその喜びを分かち合える。とっても素敵だと思いませんか?

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この法案にご意見をお寄せ下さい

 「賛成・反対・どちらでもない」のご意見とその理由、氏名、年齢、職業、住所、電話番号を書いてお寄せください(匿名希望の場合、その旨も明記ください)。次号以降掲載致します。抽選で毎月3人に1000円分のクオカードを贈ります。
 なお、皆さんからの「和歌山よくする法案」も募集中です。
【応募先】
編集部「よくする法案」係
郵送=〒640・8570 ニュース和歌山
FAX=073・431・0498
メール=nwtoko@nwn.co.jp

法案への読者の声

11月22日号掲載 月に3回カップル特典の日を

 交際中のカップルや夫婦が月に3回、お店のサービスでカップル特典を受けられることになれば、和歌山に愛があふれるでしょう。(安楽寺・吉野俊幸)

sanseiorenzi

 「愛の国・和歌山」はいいひびきだ。誰しもきっかけを探しているもの。縁は様々な所にある。和歌山には、多くのチャンスや幸せが生まれる、人に優しい場所であってほしい。街や住民から応援されて、恋する2人は心強いはず。(会社員 匿名・38歳)
 本法案の主旨には大いに賛成。夫婦で出かける機会が増えて良い。ただ、何か目に見えて特典を与えるには経費が必要になる。この点から考えて、特典の日は毎月22日の1回のみの実施が望ましい。そして、協力してもらう店には強制ではなく、自主的かつ能動的に参加してもらいたい。人口減にクサビを打つためにも、県全体で若いカップルを応援しようではないか。(無職 匿名・68歳)
dotirademonaimidori

  ユニークな法案でとてもおもしろい。熟年夫婦には刺激的でいい。しかし20歳前後の男女にはどうか。20代の私の弟が、フリーペーパーのクーポンの使用にためらいや恥ずかしさがあると言っていたので、若者たちはカップル特典の利用そのものをちゅうちょしてしまうのではないだろうか。主婦 匿名・30歳)
 この法案は、「カップル」という点では行き当たりばったりな気がして反対であるが、「夫婦」という点であれば賛成。お互いに労働や家事で多忙な毎日を送る身同士、日頃の労をねぎらうという意味においては、多少なりとも優遇されて良いものと思う。(契約社員 川﨑健太・31歳)

法案への読者の声

11月15日号掲載  子どもと関わる高校の部活動を

sanseiorenzi

 すばらしい法案だが、育児経験のない高校生が子どもと接するには、何らかの手本がなければ難しいのではないだろうか。まずは子どもとの接し方について、大学の教育学部の学生や先生方、また見守り隊に関わってきた地域の方々に高校生への指導を望む。とにかく、大学、地域、高校の部活動の三位一体で、子どもの安全、安心及び日々の成長を支えていってほしい。(塾講師 中川祐一・56歳)

(ニュース和歌山2014年12月13日号掲載)