提案者:峯上 純一(会社員)

 和歌山をよくする方法として、アニメや漫画の舞台として県内各地の観光地、名所を活用できれば良いのではないかと思います。実際、和歌山と徳島を結ぶ南海フェリーのイメージキャラクターに、漫画やアニメで登場するような美少女キャラクターが採用されて話題になり、最近は和歌山市内のバス停にも同様の美少女キャラクターが使用されているようです。

 和歌山県内の主な観光地は実写のTVドラマや映画などで使われる場合が多いですが、アニメや漫画関係では他府県と比較してまだまだ少ないと感じます。茨城県大洗町では、あるアニメ番組の舞台が同町の景色そのままで描写されているとあって、多くのファンが観光に訪れ、例年の2倍近い宿泊客となり、大きな経済効果を生み出しています。

 この様に、アニメや漫画のファンの間では「聖地巡り」と称したアニメや漫画で使われた舞台を実際に訪れる人が多く、1度ヒットすれば宿泊施設が追い付かないほどのファンが詰めかけ、リピーターも増える事例があります。

 和歌山県も和歌山城や高野山、世界遺産の熊野古道、各温泉とアニメや漫画の舞台、題材として最適なロケーションが数多くあり、「物語」をつくるには最適だと思います。これらを活用しないとまさに宝の持ち腐れです。生かす価値は十分あると考えます。

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 なお、皆さんからの「和歌山よくする法案」も募集中です。

【応募先】

編集部「よくする法案」係

郵送=〒640・8570ニュース和歌山

FAX=073・431・0498

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法案への読者の声

6月13日号掲載 独身男性ナルシスト化促進を

 婚活中の男性は服装に無頓着な人が多いです。もっとおしゃれをして自分の魅力に気づき、自信を持って素敵な出会いを見つけませんか。(わかコンプロジェクト代表・西風秀一)

sanseiorenzi 人はマナーとしてTPOに合った服装が必要であるし、おしゃれは人をより引き立てる。クジャクなど鳥類でもオスは婚活には派手な容姿で必死にメスにアピールする。人も例外ではない。ふさわしくない服装ではセンスを疑われて、恋活、婚活もうまくいくはずがない。日ごろから、センスを磨くためにTPOに合った身だしなみを心がけることが肝要。世の未婚男性諸君、ファッションセンスを磨き、恋活や婚活に成果をあげよう。(無職 匿名・69歳)

 面白い法案だ。今、結婚やお付き合いをする人が少ない状況。その中には自身を磨かず、楽に過ごそうとして自分の世界を崩さない人がいる。周りの人がその人の魅力を引き出す前向きなアドバイスをしたり、機会をつくっていければいいと思う。おしゃれメガネや帽子を使うなど、少しの変化で変われることに気づけるようなイベントを開催できれば、地域の活性化になるのでは。(会社員 匿名・38歳)

 大切なのは第一印象。服装は人の心を映す鏡であり、身だしなみは男女を問わず大事だと思う。私は人と会ったら足元を見る。高価な着物を着ていても、足袋が汚れていては台無しだ。男性諸君、「やりすぎないおしゃれ」をしましょう。(無職 匿名・79歳)

 ナルシストという言葉を悪い意味ではなく、良い意味で使っていることが面白い。確かに外見を全く気にしないというのは問題があると思うので、少しくらいナルシストになるべきだと思った。(会社員 匿名・36歳)

〈読者投稿〉

白杖を介した出会いに感謝

 私は全盲の一社会人ですが、視覚障害者として1つだけよかったなと思うことがあります。それは時々、街でとても親切な人に出会うことです。

 先日、和歌山市木広町のふれ愛センターから、JR和歌山駅に向かって歩いていたとき。盲人にとって白杖(はくじょう)による単独歩行で大切なのは自分の頭の中に地図を常に描き歩く道の推測をすることと、道の状況を杖(つえ)の先で把握することです。そのときも杖の先端で道の脇を探っていたら、網のフェンスにひっかかり、先端が外れて落下してしまいました。手探りで探しましたが全くお手上げの状態。健常者からみれば何でもないことだとは思いますが私にとっては一大事。これがないとうまく杖が使えないのです。

 困っていたら、若い女性が声をかけてくれました。説明に苦労しましたが、何とか通じて、その方は一生懸命探してくれました。ところが落とした場所をはっきり説明できないためなかなか見つからず、とうとう私もあきらめて、丁重にお礼を申し上げてその場を去り、また慎重に一歩ずつ歩き始めました。

 少し歩いたところ、後方から小走りに歩くヒールの追いかけてくる音。「見つかりました! これですか?」と女性の叫ぶ声。先ほどの女性があの後も探し、見つけてくれたのです! 本当にうれしかった! 名前を聞くのも失礼かと思い、その場でお礼を申し上げ別れました。

 見知らぬ私に、何と親切な人もいるんだなぁと思いました。改めてその女性に心からの感謝を申し上げたい。本当にありがとうございました。

読者の皆さんの投稿をお待ちしています。

(ニュース和歌山2015年6月27日号掲載)