提案者:栄 隆則(FBグループ「和歌山の自慢を共有しましょう」発起人)

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 地元和歌山の観光資産である友ヶ島。ここ数年、アニメ映画『天空の城ラピュタ』の世界に似ていると全国からたくさんの観光客が訪れています。ただ、人気に甘えているだけでなく、その裏側で起こっているゴミ問題にもしっかりと目を向けていく必要があるのではないでしょうか。

 6月14日、私が立ち上げたフェイスブックグループ「和歌山の自慢を共有しましょう」のイベントで、友ヶ島に清掃活動に行ってきました(写真)。メンバー36人、加太中学校の生徒さん及び教職員30人、加太観光協会から5人、加太語り部クラブから3人と、合計74人で渡りました。野奈浦桟橋に到着後、管理事務所の方に状況を聞き、全員で約2時間清掃しました。

 様々なゴミが浜のあちこちに散らばり、流木もたくさん。浜の景観はお世辞にも良いとは言えない状況でした。ペットボトルや空き缶、発泡スチロールや、なぜかホイルがついたままのタイヤや冷蔵庫まで。釣り客のものと思われるゴミ、浜でバーベキューでもした後なのか焼け焦げた食材の残がいもありました。

 それが友ヶ島の現状です。そこで、年に2回程度、一般客の入島をストップし、「友ヶ島一斉清掃の日」の制定をしてみてはどうでしょう。通常は2000円かかる乗船代も、その日は無料になるといいと思います。

 観光客がゴミを残さずに島を後にするのはもちろんのことです。しかしながら、海をさまよってたどり着く漂着ゴミは、防ぎようがありません。

 ゴミであふれていた浜が、清掃のおかげで、見る見るうちにキレイになっていきました。清掃後はキレイになった浜で、気持ち良くお昼ご飯を食べました。その後は、語り部さんの案内で友ヶ島の観光を楽しみました。私たちのグループは、11月15日(日)にも友ヶ島清掃を予定しております。皆さんも一緒に行きませんか?

この法案にご意見を

 「賛成・反対・どちらでもない」のご意見とその理由、氏名、年齢、職業、住所、電話番号を書いてお寄せください(匿名希望の場合、その旨も)。次号以降掲載します。抽選で毎月3人に1000円分のクオカードを贈ります。

 なお、皆さんからの「和歌山よくする法案」も募集中です。

【応募先】

編集部「よくする法案」係

郵送=〒640・8570ニュース和歌山

FAX=073・431・0498

メールnwtoko@nwn.co.jp

法案への読者の声

6月27日号掲載 漫画やアニメの舞台に

 和歌山には漫画やアニメの舞台、題材として最適なロケーションが数多くあります。これらを活用してファンを呼び込み、和歌山を活気づけましょう。  (会社員・峯上純一)

sanseiorenzi 友ヶ島やポルトヨーロッパはすでに雰囲気があるので、レンタル衣装や撮影スタッフを常設してコスプレ屋さんを営業すれば町おこしになると思う。アルバムを製本して送付するサービスなどいいのでは。シャッター商店街も飾り付けして、コミックマーケットのようなイベントの促進や、和歌山市自体を聖地や巡礼コースの発信基地として巡礼マップを発売するのも良い。来年の大河ドラマは『真田丸』だが、そちらの準備はどうだろう。(主婦 匿名・55歳)

 アニメは老若男女を問わず大人気。アニメや漫画には確かに心が癒やされる。法案にあったように、和歌山は多くの題材に恵まれている。これらを活用して、更なる発展をと願っている。(無職 湯上美智子・79歳)

 和歌山には名所はあるが、PRが足りない。徳島のようなアニメの町になれば、町おこしになると思う。和歌山市駅前商店街、ぶらくり丁、和歌山城でアニメスタンプラリーやコスプレ大会を定期的に催したりすれば、もっと活気が出ると思う。(会社員 匿名・50歳)

 数年前から地元をアニメの舞台にして観光客を増やそうとする試みが全国的に行われているが、成功例は非常に少ない。成功の理由には、作品の爆発的大ヒット、舞台となる場所が観光地として魅力があること、交通アクセスの良さが挙げられる。狙って大ヒット作品をつくることは不可能だし、作品を見たファンにとって舞台地が魅力的な場所であることが必要。和歌山の歴史的遺産は素晴らしいが、若者には魅力がない。また、和歌山は大阪から電車で1本で来られるが、若干遠く、町の中の移動にも不便。これらのことから、この法案は成功しないと思う。(システムエンジニア 匿名・30歳)

6月13日号掲載 独身男性ナルシスト化促進を

 婚活中の男性は服装に無頓着な人が多いです。もっとおしゃれをして自分の魅力に気づき、自信を持って素敵な出会いを見つけませんか。(わかコンプロジェクト代表・西風秀一)

sanseiorenzi ありのままの自分を見てほしい気持ちも分かるが、第一印象は大事。周りの人のアドバイスがおしゃれに興味を持つきっかけにもなる。気を悪くしないように、さりげなく前向きなアドバイス…これがなかなか難しい。(主婦 匿名・30歳)

(ニュース和歌山2015年7月4日号掲載)