提案者:柳岡 克子(車いすの元気配達人)
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 紀の国わかやま国体が終わり、このまま国体のマスコットキャラクターだった「きいちゃん」は引退かと思っていたけれど、これからも和歌山県のゆるキャラとして活躍するそうですね。そうであれば、もっときいちゃんを前面に出して県をPRすべきだと思います。国体で和歌山に来られた方は、少なくともきいちゃんのイラストが入ったグッズを持って帰っているはずです。今後、きいちゃんを見れば、和歌山を想像できるところまで来ているのです。

 そこで私は、和歌山県のすべての商品や土産品を包む時には、きいちゃんのマークの入った包装紙やスーパーのレジ袋を使わなければならないという法案を提案します。和歌山市の「吉宗くん」や御坊市の宮子姫「みーやちゃん」のように各市町村には、それぞれゆるキャラがあります。それらをきいちゃんとセットで並べ、各市町村の特産品などに付けることでまちのPRにもつながります。

 和歌山産のものであれば、ありとあらゆるところにきいちゃんが印刷されている環境をつくり、お土産だけでなく、農作物や工業製品、木工品、魚などにも箱やパッケージの大小にかかわらず、そこかしこにきいちゃんを必ず印刷するという法案です。

 増えてくれば全国に行きわたり、和歌山の宣伝効果は抜群です。車のナンバープレートの「和」も、きいちゃんのイラストだったらおもしろいなと思います。和歌山を通過する電車には、きいちゃんのイラスト車両を1両つなげなければならないとかいかがですか? 新大阪に「きいちゃん電車」が止まっていたら和歌山行きだとすぐに分かりますね。一時的なラッピング電車ではなく、ずっと長く、きいちゃん電車を愛してもらいたい。

 「くまモン」と言えば熊本と言うのが全国的に知られているように、きいちゃんを全国に知ってもらいましょう。

 

 

この法案にご意見を

 「賛成・反対・どちらでもない」のご意見とその理由、氏名、年齢、職業、住所、電話番号を書いてお寄せください(匿名希望の場合、その旨も明記)。次々号以降掲載致します。また、皆さんからの「よくする法案」(800字程度)、フリー投稿(写真や文章)もお待ちしております。抽選で毎号掲載者1人に1000円分の商品券を贈ります。

【応募先】
ニュース和歌山編集部「よくする法案」係
郵送=〒640・8570 ニュース和歌山(住所不要)
FAX=073・431・0498
メール=nwtoko@nwn.co.jp

 

 

法案への読者の声

 

6月4日号掲載 まちなかで芸披露する日を

  大道芸人、シンガーソングライターやそれを目指す人たちがまちの至るところで技を披露する日を指定すれば、ヨーロッパのようなにぎわいが生まれます。また、学生や若者が腕を磨く挑戦の場にもなります。(和歌山大学大学院生・三木茄菜子)

sanseiorenzi ◎想像するだけでわくわくする。見る側が楽しめるだけでなく、演じる側も自分の特技を大勢の人に見てもらえる機会が増えてよい。また、ストリートパフォーマンスにあと一歩勇気のない人でも、そういう日が設けられることで容易に参加ができるようになる。(主婦 匿名・30歳)

 ◎静かなまちは好きだが、寂しいまちは嫌い。今はどちらかというと寂しいので、大道芸や音楽でにぎやかになったまちを想像すると楽しい。話題になって他県からも人が訪れてくれたら活気づく。(会社員 匿名・37歳)

 ◎すばらしい。立ち寄ったJR和歌山駅前で大道芸が見られたり、歌を聴けたりすれば、ストレス発散になっていやされるし、まちは活気づく。和歌山市を筆頭に地方へと広がっていけば理想。しかし、国民性から考えると、実現にはかなり時間を要するのでは。(無職 匿名・80歳)

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 ◎海外の実情については全く関知していないが、恐らく、演じられるロケーションは不特定多数の人が集まる商業地だろう。そこで心配されるのは、パフォーマンスの内容について、だれがどのようなチェックをするのか、万が一、公序良俗に反するような内容ならばどうするか。あるいは、人的・物的な損害が発生した場合、だれがどのように責任を取るのか。経済的損害に対する保障はどうなるのか。疑問は尽きない。海外は海外、日本は日本。流されることなく、時間をかけてじっくり検討すべきでは。(無職 神谷勝彦・63歳)

 

4月30日号掲載 地元企業の商品を購入しよう

hantaiblue ◎地元企業を活性化させたいという気持ちは分かる。しかし、何を選び、何を買うかは個人の自由。法案の内容に「年間で5000円以上は購入」とあるが、やや強制的に感じてしまう。加えて「県民が購入する際は割引」ともあるが、県民かどうかをどのように判断するのか、具体的なことが記載されていない点もひっかかる。現代社会は、購入する方法も多種多様。そういった状況下で、法案がうまく機能するかは正直、難しいように思える。(契約社員 川﨑健太・33歳)

 

(2016年6月18日号掲載)