突然ながら連想ゲーム! 「七曲市場」「水軒の浜」「チンチン電車」…。答えは〝昭和〟。いずれも2008年の弊紙連載「昭和散歩」で取り上げたものだ▼この連載で紹介した1つが大池遊園。記事によると、整備された昭和29年当時、動物園や遊園地があり、多くの人でにぎわった。当時を知る人いわく、「貴志川線はいつも車両がまん丸く見えるくらい人が乗っていた」とのこと▼この大池遊園を会場にきょう2日(土)とあす3日(日)、「THE昭和商店街」と題した催しが開かれる。昭和時代のインテリアやキッチン用品、衣料品が並ぶ市だ。主催者によると、ここを選んだのは「昭和の香りが残っているから」。50代以上なら初デートをしたとか、お見合いをしたとか、思い出深い場所なのだそう▼先月、池のほとりにカフェがオープンし、平日もにぎわいを見せるほど再び注目され始めたスポット。40代以上なら、子どものころの遠足を思い出し、貴志川線に揺られて出掛けると、より昭和感を味わえるかも。(西山)

(ニュース和歌山2016年7月2日号掲載)