提案者:樋口亜美(学生留学促進団体「和歌武者」メンバー)

 明けましておめでとうございます。お正月休みを利用して海外旅行へ行かれた方も多いのではないでしょうか? 近年、LCCと呼ばれる、低価格の航空会社が関西国際空港から数多く出航し、以前より世界は身近なものとなりました。

higuchiami しかし、皆さん。いざ「海外旅行に行こう!」と思っても、パンフレットやインターネットでオススメの観光スポットとグルメだけを調べていませんか? そこで私は、「海外に行くときはその国の文化や歴史を事前に学ぼう!」ということを提案します。

 海外では多様な人種や宗教、文化と出合え、その地を訪れることで見えてくる歴史的背景があります。「百聞は一見にしかず」ということわざがありますが、何も知らないよりも、基礎となる学びを深めてから行くことで、あなたの旅行は「観光」ではなく「国際理解の旅」となります。

 ここで重要なのは、学ぼうとする姿勢を持つということ。短期間でも、その国のことを知ろうとする姿勢を持つことで、多様な出会いから柔軟な価値観を育むことにつながります。

 旅行先だけに限りません。和歌山においても、近年、外国人旅行者が増加しています。外国人旅行者との交流で、相手国との常識や価値観の違いを感じる場面があるかもしれません。その際、先入観や偏見を捨て、理解しようとする温かい態度は、相手の心に近づくことができます。

 もちろん、県民同士の日ごろのかかわりの中でも、相手を知ろう、自分のことを伝えたいとする心を持つ人が増えれば、和歌山がよりよい街になるのではないでしょうか。そんな考えを持つ人がたくさん増えるといいなと思っています。

(ニュース和歌山2017年1月14日号掲載)

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ニュース和歌山編集部「よくする法案」係

法案への読者の声

12月17日号掲載和歌山にヨガ的癒やしの場を」

 廃校になった校舎や使われていない旅館を再利用し、和歌山がもつ神秘的なパワーを生かしたヨガ的癒やしの場「宿坊」の創設を提案します。和歌山全体がパワースポットというイメージが定着し、観光客も多く来るはずです。(インド式ヨガ代表 ガネーシュ・ギリ)

sanseiorenzi1 ◎天候の良い日に屋外で体を動かすことはとても気持ちが良く、心身ともにリフレッシュできる。ただ、法案を読む限り、「宿坊」をだれが創設するのか、行政なのか民間なのか分からない。使われていない校舎や旅館を再利用するにしても、改装改築の費用は決して安くは済まないはず。でもパワースポットブームの中、うまくいけば地域活性化につながると思うので、賛成。(主婦 匿名・30歳)

 ◎アメリカ在住でヨガを教えている。修業先として、自分が育った日本(東京郊外の出身ですが…)を生徒のみんなに紹介したいと常々思っており、できたら宿坊を、と考えていた。息子の通う高校が智辯学園和歌山高校と姉妹校ということもあり、交換留学生を迎えており、なぜか和歌山には小さな縁を感じている。今後の発展が楽しみ。(ヨガ講師 匿名・48歳)

(ニュース和歌山2017年1月14日号掲載)