6月、1年で唯一、祝日のない月。昔からどうも好きになれない▼…と考えるのは、ドラえもんでおなじみ、のび太君も同じらしい。これを聞いたドラえもんが出したひみつ道具が、シールを貼った日が祝日になる「日本標準カレンダー」。のび太君は11月23日が「勤労感謝の日」ならと、6月2日を働いてはいけない「ぐうたら感謝の日」とした▼祝日を増やす訳ではないが、来年からキッズウィークなるものを設けようと、政府が提案している。例えば子どもたちの夏休みを5日間短くし、その分、秋などに土日含め9日間の休みをつくるもの。子と親が過ごせる時間の増加、観光振興などがねらいで、親が有給休暇を取得しやすいよう、企業に協力を呼びかけるそう▼ちなみに「ぐうたら感謝の日」は、ママがごはんを作ってくれず、店も開いておらず、空腹に耐えられなくなり、のび太君自らシールをはがして終了…。プレミアムフライデーが浸透しない中、出てきたキッズウィークはさてさて──。(西山)