mizota 和歌山市西庄の溝田哲夫さん(82)、久子さん(80)夫婦の初個展が2月と3月、同市祢宜のマニエールで開かれる。20代で油絵を始め、数々の賞に輝いた哲夫さんは2月1日(水)〜28日(火)、夫に影響を受け13年前から抽象画を描く久子さんは3月1日(水)〜31日(金)。

 長崎県出身の2人。哲夫さんは幼いころから絵が好きで、長崎時代は地元洋画家に指導を受けた。29歳で和歌山に移り住んでからも仕事のかたわら、県展や市展に出品し、入賞を重ねた。花や自然風景をモチーフに、油絵で写実的に描いたり、抽象画の要素を合わせたりと、様々な画風を取り入れる。

 今回は孫のすすめで、画業60年ながら初めて個展に挑戦する。昨年8月に開催を決めてから描いた新作ばかりで、「大きいもので100号。色のバランスを計算しながら、3作品ほど同時に描いています」と意気込み十分。

 一方の久子さんは、誕生日に哲夫さんから贈られた美しいバラの絵に魅せられ、自分も筆をとるように。オレンジや青の原色を使い、アクリル絵の具で鮮やかな抽象画を手がける。下絵を描かず、刷毛(はけ)でダイナミックに色を重ねた独自の世界が持ち味だ。「楽しく絵を描くことをモットーにしており、個展のタイトルは『画楽展』としました。この歳で2人で個展をするのは今までにない楽しさです」とにっこり。

 午前9時〜午後7時。マニエール(073・477・3155)。