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 県内で薪窯を使って作陶する平岡仁さん(40、写真左)、和田直樹さん(35、同右)の二人展が18日(水)〜24日(火)、JR和歌山駅前の近鉄百貨店5階で開かれる。地元で初の展示会となる和田さんは、土、石、薪に使う木と材料全てを紀伊半島で集めて作ったこだわりの陶器を出品する。

 かつらぎ町出身の和田さんは2009年に高野町の陶芸家、三星善業さんに弟子入りし、翌年独立。12年、同町に構えた穴窯で制作する。

 当初から材料は紀伊半島産。土は田や畑の地中、沼の底などから掘る。江戸時代〜明治時代に南紀男山焼が作られた広川町で採取したこともある。「古墳が発見された地域で探すことも多い。そういった場所は土器が作られていたので、良い土が見つかると思って」とにっこり。石は砕いて粉にし、植物を焼いて作った灰と混ぜて釉薬に使用する。「技術面ではまだまだですが、自分のやりたいことはできている。『和歌山産の材料でこんな物ができるんだ』との言葉が一番うれしいですね」

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 一方、2003年から3年間、備前で修行した和歌山市の平岡さん。今回は備前焼に加え、2年前から取り組む唐津焼を展示する。「お酒好きには昔から、〝備前のとっくり、唐津のぐいのみ〟と言われています。釉薬を使わず焼き締める備前、使っていろいろな表現ができる唐津。両方を楽しんでもらいたい」

 午前10時〜午後7時(最終日5時)。備前焼平岡(073・460・7539)。

写真=左が和田さん、右が平岡さんのとっくりとぐいのみ