11月26日㊐まで、和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の追加登録を記念した展示。和歌山から全国へ、街道を経て広がって活動した宗教者や、和歌山に来た参詣者について、民俗文化財などから迫り、さらにこれらの道具が信仰の対象から観光的要素を含んだものに変わる様子たどる。


 全国に見られる熊野信仰の名残として、愛知県豊根村ほかで今も行われている花祭(国重要無形民俗文化財)で使われた鬼面、西国三十三所霊場をめぐる行者が観音像や経文などを入れて背負った御背板(おせた)を展示。江戸時代の中ごろ、道成寺が各地に出向いて公開した安珍の扇子や清姫が編んだとされる敷物も並ぶ。午前9時〜午後4時半。㊊休み。350円、大学生210円、高校生以下と65歳以上無料。

写真=御背板(太子町教委提供)

 関連の講演会は次の通り。いずれも㊏午後1時半。旅する宗教者の諸相=10月21日▽備崎経塚と熊野御師=28日▽祈祷・神楽に見る熊野信仰=11月4日▽熊野信仰と葛城修験=11日。資料代100円と入館料。希望者は同館(073・471・6123)。各先着50人。