和歌山市の書道家で、高野・熊野の保全と活用を進める県認定の世界遺産マスターでもある﨑山瑤南(ようなん)さんが県内初個展「愛と平和の祈り」を5月3日㊍〜13日㊐、田辺市本宮町本宮の世界遺産熊野本宮館で開く。県世界遺産マスターとしての活動の一環で、「身分を問わず参拝者だれもを受け入れてきた愛にあふれた地、熊野の魅力を書で伝えたい」と語る。

 日本古来の和歌を題材に作品づくりをする﨑山さん。これまで、フランス芸術家協会が主催する世界最古の国際公募展覧会ル・サロン展に2008〜10年の3年連続入選するなど、国内外の展覧会で数々の受賞を誇る。

 今展では、神仏への祈りや家族、男女間の愛などをテーマに、熊野で詠まれた和歌19首を選んだ。金銀をちりばめたきらびやかな正絹仕立ての和紙に仮名書きで優美につづった。全15作品で、横1㍍82㌢、縦60㌢に及ぶ大作もある。

 「熊野の情景を思い浮かべながら仕上げました。いにしえ人の心情から、世界遺産の素晴らしさにふれてほしい」と呼びかけている。

 午前9時〜午後5時。同館(0735・42・0751)

(ニュース和歌山/2018年4月28日更新)