3月10日㊐午後1時半、和歌山市岩橋の和歌山県立紀伊風土記の丘。

 2015年から行ってきた同古墳の復元完了に合わせて開く、古代日本の儀式を間近に感じられるイベント。

 同古墳は小型の前方後円墳で、円筒、男性や女性型埴輪、大きな水がめが見つかっている。復元にあたり、古墳に愛着をもってもらおうと、市民が埴輪を作る催しを4年間で13回開催。小1~75歳、延べ95人が、大人の身長と同じくらいの高さのものや、馬の形など、65個を手作りした。

 当日はセレモニーに先立ち午前10時から、製作者約50人が古代人の衣装をまとい、麻製のロープで埴輪を運ぶ埴輪設置式。午後1時半からのセレモニーでは、首長や巫女(みこ)、埴輪職人が登場し、酒、食べ物を献上。当時の言葉で墓前儀礼を再現し、1500年前の光景をつくり出す。萩野谷正宏学芸員は「古墳時代の日本人の出で立ちや埴輪の運搬方法を体験して、6世紀の生活を体感してもらいたい」と話している。

 無料。風土記の丘(073・471・6123)。

 写真=古代人の衣装を着て手作り埴輪を並べる