海南市のミニコミ誌「海南タイムス」が20周年を迎え、発行人の杉末広さん(67)がこれまでの主なニュースをまとめた『20年の歩みーぼつぼつ歩いてー』を出版した。杉さんは「忘れらてゆくニュースが多く、記録に残したかった」と話している。
杉さんがミニコミ紙を初めて発行したのは25年前。当時、海南市大野中の井田地区自治会長で、住み良い地域づくりにつなげようと地区の話題や美談を掲載したB4版のミニ新聞を出した。これが好評をはくしたため、1982年11月、市全域を対象にした「スポーツ海南」を創刊。6年前に「海南タイムス」と名称を変更し、現在も毎月1日2万5000部を市内全域に配布している。
『20年の歩み』には紙面に掲載した主な記事を集約。野上鉄道の廃線反対や市民文化会館設置のキャンペーン、スポーツ指導者育成に関するコラムなど、幅広い記事を掲載した。杉さんは「市庁舎に表札がないのを指摘し、設置につなげたり、紙面での訴えを通じ市の改善を図ってきた」と語り、「市の歩みを懐かしく振り返ってもらえる」と話している。
一時期は海南市内だけでミニコミ紙が4紙がひしめくこともあったが、今は「海南タイムス」のみ。杉さんの悩みは後継者問題で、「市政をみつめるためにも、誰かあとを継ぐ人がいるとうれしい」と話している。
『20年の歩み』はA4判、194ページ。2000円。希望者は杉さん(073・482・0025)。
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