40年の記念 モノクロ写真集に
阪田稔さん『軌跡』出版
記念展も開催
 全日本写真連盟理事の坂田稔さん(和歌山市石橋丁)が40年間の足跡をまとめた写真集『軌跡 四写真集『軌跡ー四十年の記録』十年の記録』(写真)を出版した。
 坂田さんは戦後しばらくたった1951年ごろ、アメリカの抑留生活より帰国した親類からカメラをもらったのをきっかけに、写真に興味を持ち始めた。63年、ルポルタージュ写真で活躍している亀忠男さんが主宰する葵フォトグループに入り、手ほどきを受けた。以来、建具業のかたわら活動を続け、全日本写真展、朝日国際写真サロンなど数多くのコンテストで入賞、入選を果たしている。
 モノクロにこだわり、人間追求に主眼をおいた写真を撮り続けており、北国の厳しい風土と闘う人々や、伝統産業・工芸を守りながら生きる職人に目を向けてきた。また、中国、ネパール、インドなど海外に出かけている。「真実を写すのが写真と教えていただいた。人とのかかわり、生活、社会性をライフワークとして取り組んできました」と坂田さん。
 写真集には国内作品100点と、5カ国で写した50点を収録。全てモノクロで、編集も坂田さんが行った。
 「写真一枚一枚にその時々のぬくもりがよみがえり、さまざまな出来事が思い出されます。これからも人の心に響く作品を目指していきたい」と話している。
 問い合わせは坂田さん(073・422・9629)。