管野順子さん『寒苺』出版
     
管野順子さん 和歌山市の主婦、管野順子さん(写真)が初の小説『寒苺』を10月15日(水)、文芸社から出版する。
 舞台は昭和25年ごろ、福岡に住む小学5年生だった芙佐緒が青春を送るなかで母親との葛藤、友との仲違いを経験する。実は親世代の愛憎が子世代の恋愛や友情に深い影を落としていた。
寒苺 管野さんは福岡出身。脳裏に焼き付く昭和20〜30年代の北九州の風景をバックに、「現代の殺伐とした事件が続く中、悩みや傷つくことは今も昔も変わらないはず。自分たちが育つ過程で見聞きした風景を呼び起こすことで心が癒される」と話す。
 小説執筆は初めて。きっかけは35年ぐらい前にテレビで流れていた「いちごの畑」をテーマにした曲で、そのとき「小説を書けそうな歌詞」とピンときた。だが、執筆には至らず、2年ほど前からようやく書き始めた。「戦後に青春時代を送った50代後半から70歳ぐらいの人に読んでもらいたい」と話している。
 四六判、212ページ。1000円(税別)。問い合わせは文芸社(東京03・5369・2299)。