和歌山の海岸を歌にするイメージソング作り運動を続けていた詩人の岡崎葉さん(和歌山市東長町=写真)のCD『和歌山の海の歌』が完成した。5年がかりの取り組みを振り返り、「歌ができ、和歌山には日本の海岸のすばらしい風景が全部あると再認識しました。このCDを多くの人に聴いてもらい、後世に和歌山の海岸のすばらしさを伝えたい」と話している。
岡崎さんは20歳で初詩集を出してから、自然や家族など様々な“愛”をテーマに作品を発表してきた。イメージソング作りを始めたのは1998年4月。友人の案内で和歌山市の雑賀崎地区を歩き、1編の詩「変わらないで 雑賀崎」を作った。当時、埋め立て計画が発表され、反対運動が起こっていた。この詩をきっかけに、「和歌山の海岸は景観保護や開発などそれぞれにいろんな課題を抱えている」と思い、「単なる観光のイメージアップでなく、今ある海岸の風景を歌にして未来に残したい」と、県内の海岸を歩き、詩作を始めた。
3年間で和歌山市の「加太の夕陽」、田辺市の「天神崎に寄せて」、由良町白崎海岸の「エメラルドの渚」など11編を書いた。地名を入れることをできるだけおさえ、心にふれた町の海岸を見たままに詩にした。一方、作曲者探しにも奔走。アコースティックユニット「天の羊」の南忠さんと安田美穂さんに出会ったことで曲作りが始まり、歌も2人が歌うことになった。
「2人がつけてくれたメロディーは心に染みわたり、癒しと勇気を与えてくれる歌に仕上がったと思います」と喜ぶ岡崎さん。「和歌山の海岸の魅力をアピールすることは地球を愛することにつながる。この歌を聴くことで海を、地球を大切にしなければという思いを感じ取ってもらえればうれしい」と話している。
『和歌山の海の歌』は2000円(税込み)。問い合わせは出発社、岡崎さん(073・424・5058)。 |