龍神村を舞台に、スタジオジブリ美術監督の男鹿和雄が初めて描いた絵本『ねずてん』(写真)がアインズから発行されている。
戦後間もないころ、龍神村を旅した2人の男が、温泉で出会った男から、「アメノウオの尺物はネズミの天ぷらと引き換えに、キツネかタヌキにもってこさせるがエエ」と聞かされた。
その話が本当かどうか。あらかじめ捕まえておいたネズミを持って、再び龍神村を訪ねる2人。川原のたき火でネズミの天ぷらを揚げ、石の上に並べていると……。
釣りを題材にした随筆で知られる山本素石の「ねずてん物語序説」と「小森谷の一夜」を元に、「となりのトトロ」や「おもひでぽろぽろ」などのアニメーション美術で知られる男鹿が描きおろした。山や川、谷など自然いっぱいの龍神村の風景をていねいに再現している。
A4横とじ。60ページ。2800円。問い合わせはアインズ(滋賀・竜王0748・58・8103)。 |