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| ●編集するって魅力いっぱい● |
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2人の出会いは2001年夏、和歌山市男女共生推進センターが開いた編集講座「情報誌をつくろう!」にさかのぼる。ホームページ作成を考えていた宮井さんの目的は、情報の選び方や文章の書き方のヒントを得ること。一方、子どもが通う小学校のPTAで広報部に入っていた山本さんは、広報紙づくりに役立てたいと受講した。
5班に分かれ、それぞれのテーマで企画から取材、編集、印刷まで実習したが、2人は別々のグループ。特に話すこともなく、3カ月間の講座が終わった。
宮井さんは振り返る。「取材を通して人と出会える。文章を考えたり、レイアウトでは技術的なセンスを養える。おまけに情報が発信でき、ためになると喜んでくれたり…。情報紙編集ってなんてすばらしいんだろうと思いました」
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| ●シニア向けの情報紙出そう● |
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と同時に、講座を受けながら気づいたことがあった。「和歌山には一般対象や若者向けの情報紙はあるが、シニア向けがないのはなぜ?」。しかも、高齢者向けの情報というと“寝たきり”“介護”など負の面が多い。「元気なお年寄りは多いのに、そのギャップが気にかかった。お年寄りが興味を持つ情報を発信して、元気に歳をとろうと思ってもらえるような提案ができないだろうか」
情報紙への思いを残こした宮井さんは、たまたま子どもが同じ小学校に通っていた縁を頼って、山本さんに声をかけた。「シニア向けの情報紙をいっしょにしませんか」
山本さんも振り返る。「私が講座で作ったのは『人生後半(これから)応援紙』でした」。何かしたいと思っていても、なかなか情報が行き渡らず、機会を逃している人が多い。そういった人のために、グループやイベントなど“行動”できる情報を取材した。「自分に役立つ情報を集めたらシニア向けになってきたんです」
宮井さんから誘いを受けた山本さんは、「私ももうすぐシニアになるし、いいか」と立ち上がった。講座から1カ月後くらいのことだった。
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| ●歳をとるのは“すばらしい”● |
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隔月発行の『J・B・press』は今年5月の1周年記念号で7号目を数える。部数は1000から2500に増え、7号目は印刷会社の協力で本格的な印刷に挑戦できた。
山本さんは「お年寄りの立場でものを見られるようになりました。それが記事につながることも多い」という。その反面、「高齢者」や「お年寄り」という言葉に違和感を感じ始めている。「同年代の友人といると、いつまでも高校生の気分でしゃべっているけど(笑)、歳をとってもそれはみな同じだと思うんです」。宮井さんも「『高齢者』と分けられているけど、全然分かれていないというのが取材で得た実感。身体は老いてくるかもしれないが、それは人間一人ひとりが違うのと一緒だと思うようになってきました」。
目標はとにかく出し続けること。「なぜって、自分たちの老後を快適にしておきたいじゃないですか」と笑う。誰もがいずれ歳をとる??だからこそ「歳をとることがすばらしいと思えるようになってほしい」。2人の思いはそこへつながる。
『J・B・press』はビッグ愛、県立図書館、宮井平安堂、松源、ゴトウ本店ほかで配布。ホームページ(http://jbpress.cool.ne.jp/)も開いている。
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