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和歌山市吹上の木下千鶴子さん(75)が初めての句集『紅鶴』を出版した。
木下さんは20年ほど前から俳句を詠むようになり、現在は句会「紅鶴」の添削指導をしている。一昨年に脳出血を起こし、右手マヒや言語障害となったが、早期の手当てとリハビリで今では歩行や言葉もほぼ元に戻った。
「句集を編むつもりはなかったが、病気をし、これから先を考えたとき、自分が詠んできた俳句を本にまとめ、子や孫に残しておきたいと思いました。特に2人の孫が応援してくれたのがきっかけになりました」と話す。
句集には1996年NHK学園全国俳句大会大賞を受賞した「大海鼠一寸動き日暮れけり」を始め、各俳句大会での受賞句や、よく歩いていた遍路での心情、夫や子どもとの生活を詠んだ句など300あまりを収めている。
木下さんは「句集を出すという目標を持てたことで、前向きな気持ちになり、病気を克服できたと感じました。この句集が病と闘っている人の力になれば」と話している。
四六判、111ページ。非売品。問い合わせは木下さん(073・422・9090)。
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