県内の俳句史まとめ  柏本史和さんが出版
         
『和歌山県の俳句俳諧史』 青空俳句会主宰の柏本史和さん(69、和歌山市中之島)がこのほど、県内の俳人や俳句界の歴史をまとめた『和歌山県の俳句俳諧史』(写真)を出版した。
 和歌山県からは、俳句のもととなった連歌の基本的な考え方や作法を導いた心敬僧都、室町時代を代表する連歌師の飯尾宗祇、江戸時代の井原西鶴ら多くの俳人を輩出している。だが、豊臣秀吉の兵火や太平洋戦争によって多くの資料が焼失。残された句碑や額などの資料も風化しつつあることを危惧した柏本さんが、「郷土の俳人たちは、郷土に何をどう感じていたのかを正確に伝えてゆかねばならない」と、古文書や神社仏閣の奉納額、句碑などを調査し、室町時代から現在までの動きをまとめた。また、巻末に俳人名鑑と略年表を記載している。
 四六判、152ページ。2500円。問い合わせは柏本さん(073・436・7974)。