横浜市の私立武相高校鉄道研究同好会はこのほど、プチ写真集『今よみがえる懐かしの野上電鉄』を製作、発行した。
今年3月で廃線10年を迎える野上電鉄。同校鉄道研究同好会は1992年と94年に取材しており、当時の部員が撮影した写真を元に、「当時の情景を語り継いでゆこう」と現役部員が小冊子にまとめた。
紹介した写真は85点。始発駅の日方駅から終点の登山口まで全駅を網羅し、“各駅停車の旅”を楽しめる構成となっている。また、全車両の写真と解説のほか、路線図を掲載。裏表紙には大正13年生まれの古豪電車、野上電鉄モハ24のペーパークラフトを付けた。
同好会顧問の山田京一さんは「当時から古い小さな電車でしたが、(編集に当たった)現役高校生にとっては、すごく昔のことに感じられたようです」。さらに、「野上電鉄は会社そのものがなくなり、資料が何もないので、何か形にし残しておきたかった。懐かしい以上に意味があるのでは。今後、時が経つにつれどんどん忘れられてゆくと思いますが、電車があったことを心にとめておいてもらえれば」と話している。
A5判、28ページ。頒布価格8058円。宮井平安堂で取り扱っている。郵送希望者は無記名の郵便定額小為替1000円を、〒222・0023横浜市港北区仲手原2―34―1、武相高校鉄道研究同好会へ送る。 |