和歌山市西庄の書道家、南地心爽(本名・房江)さんがエッセイと書、詩、画をまとめた作品集『熊野母情』をふきのとう書房から出版した。
南地さんは十数年前から、書、詩、絵を合わせた書詩画を手がけており、書道教室や非常勤講師を務める高校の生徒たちとの仲間展、個展で作品を発表している。1年前に作品集出版の話が持ち上がり、新たに作品づくりに取り組んだ。
「熊野の大地に抱かれて」「生徒とのふれあいの中で」「母情」の3章に、37点の書詩画と9編の詩、12編のエッセイを掲載。「熊野の〜」はふるさと熊野への思いや描く楽しみなどについて、「生徒との〜」は23年間教壇に立ってきた中で、書詩画を通して交わった生徒との思い出や教育をまとめた。また「母情」では、原稿制作中に亡くなった母親への深い思いを綴った。
「私たちの母親が、日本人の情や人間の温かさ、自然から学ぶことを伝えながら子どもを育ててきたことに対して、自分たちの世代はそれに反発しながら子育てをしてしまったのではないかと今になって思います」と南地さん。「子育てを終え、何かしたいと思っている4、50代の同世代の人に読んでもらえれば。そして、心が弱くなっている人の励ましになれば」と話している。
A4変型判、80ページ。税別2000円。問い合わせは南地さん(073・455・5203)。
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=「同世代の人に読んでほしい」と語る南地さん)
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