演歌歌手の山口智世さん(和歌山市=写真)が、熊野古道を歌った演歌『悠久の道〜熊野古道』と、同市加太を舞台にした『友ヶ島情話』の2曲を収録したCDとカセットテープを6月30日にリリースした。いずれも和歌山を題材にした新曲。「全国に歌を通して和歌山の良さを伝えたい」と意気込んでいる。
『悠久の道』は、熊野古道の世界遺産登録を記念して歌う。「年月を重ね、踏みしめられてきた古道の歴史と、今に残る自然を雄大にのびのびと歌うスケールの大きな曲」と山口さん。一方、『友ヶ島情話』はしっとりとした曲調で切ない女心を表す。加太を舞台にした演歌はめずらしく、友ヶ島や紀淡海峡、磯ノ浦、加太の港などを歌詞に盛り込んでいる。
山口さんは八歳ごろから本格的に演歌を歌い始め、歌謡大会で数々の賞を受賞。大学1年のとき、『足摺岬』でデビューした。「和歌山から活動を広げていきたい」との思いを持ち続け、仕事と歌手活動を両立させている。これまで10数曲を出しており、和歌山を題材にした曲は今回で6曲になる。
学生時代に県や市の観光キャンペーンガールを務め、県外あちこちで和歌山をPRした思い出があるだけに、世界遺産登録を心待ちにしてきた。「歌を通して情感や風景が伝われば――。今度は歌い手として和歌山をPRしたい」と話している。
CD・カセットとも1100円。石井楽器本店とイズミヤ和歌山店で取り扱っている。 |