桂枝曾丸 和歌山弁落語集2
おばちゃんの日常リズミカルに
「生の和歌山感じて」

        
 落語家の桂枝曾丸が和歌山のおばちゃん姿で演じる和歌山弁落語のCD第2弾「和歌山弁落語集2」が3月12日(日)に発売される。検査入院を題材にした「入院上々」、嫁姑の仲を取り持つ近所のおばちゃんのやりとりを描いた「半熟親子」、和歌山弁落語の第1作「ぶらくり丁へ行ってくらっ」を昨夏にリメイクした「ぶらくり丁へ連れてって」の3作を収録している。
 和歌山弁落語は2000年から、漫画家のマエオカテツヤとの共作で毎年1作ずつ発表している。枝曾丸は「『親族一同』(01年発表)あたりから中高年の方が親しみを感じてくれていると肌で感じ始めた」。前作のCDは「形になるものを残したい」と遊び心で出したが、「県内外から反響をいただいた。リズミカルで、上方や江戸落語にない新しいジャンルとしてかわいがってもらっているよう」と喜ぶ。
 今回の3作は「おばちゃんのキャラクターが定着してからの作品。生活と密着しているところがあり、『半熟親子』は胸を痛めながら作りました(笑)。どの家庭でも起こりうる小さな物語を取り入れていきたい」とマエオカ。
 全作とも高座でのライブ録音。日常使われる和歌山弁と普遍性のあるネタにからむおばちゃんの振るまい、なじみのある町の風景を織り交ぜ、人情味とおかしさあふれる落語を熱演している。「お客さんのノリや臨場感も伝わり、生の和歌山を感じてもらえると思う。前作に比べると安心して笑っていただけるのでは」と枝曾丸。「落語に興味のなかった人や、和歌山弁を耳にしたことのない人にもぜひ楽しんでいただきたい」と話している。
 2000円。問い合わせは桂枝曾丸わかやま応援隊(073・421・3655)。

写真=落語集を紹介する桂枝曾丸(右)とマエオカテツヤ)