和歌山市の延命院住職の環栄賢さん(57)が熊野についての研究をまとめた『熊野学事始め ヤタガラスの道』(写真)を青弓社から出版した。
25歳の時、吉野から熊野までを歩く荒行の奥駆け修行を体験したことがある環さんは、20年ほど前から熊野学の研究をはじめ、「いつか体系的なまとまりをもった、総合的な論集を出版しようと計画していた」。今回、5年がかりで熊野の信仰、歴史、文化についての研究をまとめ、世界遺産登録を記念して出版した。
「長寛勘文」、ヤタガラス、天狗、修験道、古典文学など、熊野にまつわる文献や先行研究を引用、紹介しながら、熊野学の道筋を示している。
四六判、250ページ。2940円。問い合わせは青弓社(03・3265・8548)。 |