根来の画僧、牧宥恵さんが三昧画集『そばにいるよ』(写真)を日貿出版社から出版した。心のほぐし絵シリーズ第2作。色刷りの41点と作品にちなんだ言葉を収録している。
三昧画は、心がやすらぐ絵や言葉で仏教のよさを伝えようと、牧さんが創作した優しい仏画。ひとなつこい表情の観音や地蔵が「いいことあるよ」「おかげさま」などと語りかける独特の画風で親しまれている。今回の画集は前作『楽に楽に』から5年を費やして制作され、新たに不動明王や水墨画風の絵も取り入れている。
牧さんは1950年、富山県新湊市生まれ。日本大学芸術学部を経て、真言宗智山派総本山智積院で出家得度。現在、根来寺に画房を構えて伝統仏画や三昧画の制作、写仏指導に取り組むかたわら、エッセーの執筆、講演活動など多方面で活躍している。今年(2004年)3月、出身地、新湊市からの依頼で内川に架かる橋に三昧画のパネルが飾られ、ふるさとの景観づくりに一役買った。
「心のおくすりとなるように」心がけたという今回の画集について、牧さんは「この本の行間には『やはり仏教はいい』という想いが、隠れています。だから安心して読んで、そして生きる力を貰って下さい」と記している。
B5変形判、92ページ。1995円。主要書店で取り扱い。問い合わせは西遊舎(0736・62・6000)。 |