海南市の写真家、産木民彦(本名・椎崎義孝)さんが写真集『千里山1964〜1970』(写真)を出版した。大阪の千里山が35年前に開かれた大阪万博によって、新しい街として誕生する様子を6年にわたってとらえた161枚をまとめている。
有田出身の産木さんは1963年、大学進学を機に、吹田市の豊津駅近くに住み始めた。「そのころから写真に興味を持ち、しばらくして千里とであいました」。64年から万博が開かれた70年まで、折に触れ千里周辺を歩き回り、整地された土地に建物が建ち、人々が住んで都市の機能を高めていく様を撮り続けた。その中で、65年10月に撮った1枚が全日本学生写真コンクールで銅賞を受賞、写真家を志すきっかけとなった。
今回、「撮影をはじめてから40年たったことと、今年、35年ぶりに、愛知県で万博が開かれていること」から写真集にまとめることにした。産木さんは「千里で万博が開かれたことを伝えたかった。日々街が変化していったその年代の風景、人々の生活をわかっていただけたら」と話している。
153ページ、1980円。宮井平安堂本店、福岡書店で取り扱っている。問い合わせは椎崎さん(073・482・1992)。 |