あおぼうず、うしおに、がしゃんぼ、ちゃんぶくろ、やまんばばな……
和歌山に古くから伝わる100のおばけや妖怪をイラストと文で紹介した『おしえてわかやま 妖怪編』(写真)がわかやま絵本の会から出版された。同会が20周年記念に出版する「おしえてわかやま」シリーズの第1弾。
元県立図書館司書の和田寛さんが文献や聞き取りで収集したおばけの話を、同会代表の松下千恵さんがイラストで表現。1983年から85年にかけてニュース和歌山で連載した「紀州おばけ話」、84年名著出版発行の『紀州おばけ話』、85年に同会発足後、会員向けに発送した付録『紀州妖怪紳士録』から、松下さんが抜粋しまとめた。子どもたちに分かりやすいよう、漢字の読みと難しい言葉の注釈を加えた。
和田さんによると和歌山は「おばけ話の宝庫」で、県内に200以上が伝わっている。特に、おばけの姿かたちを曖昧に表現していることが多く、聞き手が想像力を働かせて自分なり思い描いて楽しんできたという。発行に際して和田さんは「和歌山の『おばけ』をじゅうぶんに楽しみ、人に話してあげてください。『おばけ』は人に話され、想像されて生き続けてゆくのです」と前書きに記している。
松下さんは「おばけの絵は私が想像して描いたものです。夏休みにでもぜひ、楽しんでください」と話している。
A6判、220ページ。1000円。問い合わせは同会(073・452・4341)。 |