『八歳の戦争体験』冊子を発行
        
 「空襲の記録を伝えられる最後の世代」として、桐蔭高8期生有志74人が当時のことを冊子「八歳の戦争体験〜太平洋戦争最後の語り部」にまとめ、7月9日(土)の同期会で参加者に配付する。3年前、同期生がメール交換する中で、「皆の戦争体験を集めよう」との提案をきっかけに、今春(2005年春)から原稿執筆や資料集めを行っていた。同期会の垣本博司さんは「当時私たちは8歳で、国民学校2年生。体験を伝えることができるギリギリの年齢です」と話している。
 体験集は「和歌山城の話」「和歌山大空襲」「疎開・戦争中の子供達」「終戦・そして焼け跡の子供達」「外地からの引き揚げ」の5章構成。
 「火の雨」のように降る焼夷弾を避け逃げ回った空襲時の話が中心で、当時有田にいた垣本さんは空襲のたび竹藪に逃げたこと、土谷功さんは二里ヶ浜に逃げ海の中で布団をかぶって空襲が終わるのを待ったことなどを書き記している。
 また、戦前、戦後の町の状況や和歌山城復興の思い出、六一連隊の説明、もんぺや国民学校の写真などを掲載している。
 A4判、108ページ。同期会は冊子を和歌山市内の小中高や図書館ほかに寄贈。残部は希望者に1000円で販売する。問い合わせは平井さん(073・471・2272)。

写真=空襲や戦後の様子をまとめた「八歳の戦争体験」)