和歌山市が防災マップを作製、全戸に配布
        
 和歌山市はこのほど防災マップを作製し、市内全戸に配布。また、東南海・南海地震に備える防災ビデオ「地震を知り地震に備える」を作製し、無料貸し出しを始めた。
 防災マップはA4判、10ページの冊子と、1枚の地図からなる。冊子では「地震から身を守るために」「地震災害」「地域における防災対策」「中央構造線の地震について」「東海・東南海・南海地震について」「津波浸水予測」「風水害」「台風の特性」「土砂災害」「紀の川氾濫被害想定」をテーマに、地震や津波、台風の特徴、災害時の行動指針、日常の防災対策を紹介。
 また、市内42地区を30に分割、それぞれの地図に地区ごとの避難場所や浸水予測範囲と浸水の深さ、土砂災害の危険がある場所を掲載しており、自宅からどの経路でどこに避難するかなどを書き込めるようにしている。
 防災マップはこれまでも何度か作製しているが、今回のマップは昨年度に市内沿岸部十五地区で実施した「地震・津波浸水予測図に見るワークショップ」で住民から出された意見を反映したもの。市総合防災室は「地図を前に家族で避難場所や経路を話し合い、書き込んで、わが家の防災マップを作り、目立つところに張っておいて欲しい」と呼びかけている。
 また、防災ビデオ「地震を知り地震に備える〜みんなで高めよう地域防災力。よしむねくん、河田教授から学ぶ」は、22分の番組。「和歌山市に影響を及ぼすおそれのある地震」として、東南海・南海地震と中央構造線による地震を紹介している。特に、過去の南海地震のうち、1707の宝永地震は徳川吉宗が体験したことから、「よしむねくん」と、京都大学防災研究所の河田惠昭教授が解説し、また、耐震補強をした住宅とそうでない住宅の実験映像で差を実感してもらうことで、啓発している。
 ビデオ、DVD各100本を製作。市総合防災室もしくは市の支所、連絡所で無料で貸し出している。問い合わせは同室(073・435・1199)。

写真=マップやビデオで防災啓発