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10年以上前から童話創作活動を続けるみさきさんは2002年、和歌山青年会議所のアゼリア賞を受賞。これを機に、和歌山の歴史や文化を伝える童話出版を依頼された。人に取材したり、図書館で調べるなかで、「和歌祭」がテーマに挙がった。「当時、子ども向けに書かれた和歌祭の本がなかったので、書こうと決心しました」
主人公は和歌山の小学6年生。総合学習の時間に、和歌祭について調べ、その成果を授業参観で発表することになった。歴史や渡御の種目のいわれ、地元の人々の保存活動のほか、祭りを始めた初代紀州藩主の徳川頼宣や、その母、お万の方などに興味を深めてゆく子どもたち。
「私自身、祭りのことを何も知らず、一からのスタート。資料を集め、現地の人に何度も話を伺い、講演会があれば聞きに行き・・・。自分が疑問に思い、取材してきた過程を小学生の行動に置き換えて、ストーリーにしました」とみさきさん。挿絵を友人やその子どもが担当。車を運転しないみさきさんを乗せ、取材に付き添った永西道世さんは「ひとつひとつ丁寧に取り組む姿に感銘を受けました。一緒にまわり、私自身も改めて和歌山の良さを知りました」。
みさきさんは「いろんな人の力を借りて書くことができた。子どもたちが地元の歴史や文化に関心を広げてくれればうれしい」と話している。A5判、153ページ。1000円。問い合わせは野うさぎの森(073・413・7003)。
写真=「子どもたちの挿絵が温かいです」とみさきさん(右)、永西さん
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