雑賀衆で地域興し
ザ・ビートの『よみがえれ孫市』発売

     
音楽

 ザ・ビートの『よみがえれ孫市』は、和歌山の“土着の魂"を孫市に感じたリーダーの岡村康司さんが、「よみがえれ」とのメッセージを歌に込めた。岡村さんは「孫市はじめ雑賀衆にはロック的なイメージがある。バンドの個性が曲に出ている」ときっぱり。
 79年に結成したザ・ビートでロックンロールを中心に演奏していた岡村さんは、88年に『雑賀の孫市』と題する曲を書いた。2000年には、これに『サイカ魂』『雑賀の夢城跡』『真田六文銭』などを加え、紀州の戦国時代をテーマにしたアルバム『紀州サムライ魂』を発表した。
 最近は東京などのライブでも和歌山弁を使うことで、自然な形で和歌山を出してゆこうと試みている。『雑賀の孫市』も歌うが、最近、歌詞に史実と異なる点があると分かってきたことから、一部を書き換えて収録。書き入れた「紀伊湊」には、「そこから舟で外へと向かっていったイメージがあります」。
 このほか、いまの和歌山市全域がかつて「雑賀」と呼ばれたことから、現代の和歌山市を思う気持ちを『夢降る街』という歌に託した。
 CDは音楽文化堂ほかで11月23日(木)に発売。千円。問い合わせは同店(073・431・0549)。

写真=孫市精神を歌う岡村康司さん