『紀州おばけすごろく』を発行
わかやま絵本の会郷土の妖怪ずらり

     
 和歌山に伝わるおばけや妖怪をちりばめた『紀州おばけすごろく』(写真)がわかやま絵本の会から発行された。同会の松下千恵代表は「妖怪の正体不明さを楽しんで欲しい」と話している。
 同会は、元県立図書館司書の和田寛さんの聞き取りを元にニュース和歌山で1983年から「紀州おばけ話」を連載。その後、会員向けの『紀州妖怪紳士録』、昨年は『おしえてわかやま妖怪編』を出版し、おばけや妖怪を通じた和歌山の魅力を伝えている。
 すごろくは、一人で遊びがちな現代の子どもに大人数で遊ぶ楽しさを味わってもらおうと制作。和歌山の地図上に41のおばけが伝承の残る地点に配置され、どこにどんな話が残るか分かる。
 「てらわらし」「ひとくいひひ」「いとくりばあ」などユニークなイラストが施され、内容も「だり」では「だるくなって1回休み」、「あぶらなめ」は「なめられて1回休み」と妖怪の特徴に応じている。
 松下代表は「妖怪が多いのは自然が豊かな証拠。おばけの正体を想像しながら遊んで欲しい」と話している。
 A2判。500円。県内主要書店で販売している。問い合わせは同会(073・452・4341)。