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| 定年退職した昨年(2006年)、CDデビューを果たした嶋谷正さん(61、和歌山市)の『絶唱夫婦道』が注目を集めている。龍神村で実際にあった夫婦の愛の物語を切々と歌い上げており、発売した夏以降、くちコミでじわじわと人気が上昇。今年1月には通信カラオケで全国配信が始まった。嶋谷さんは「今の社会に欠けている愛情を見直してほしいと思いながら歌っています。みなさんの声援を受け、和歌山から全国へ発信できれば」と話している。 | |||||
| ◆夫婦愛歌い人気上昇中 | |||||
会社勤めのかたわら、趣味のカラオケに興じ、独学で歌声に磨きをかけてきた嶋谷さん。1984年に和歌山市民チャンピオン大会で優勝したのを皮切りに、数々の大会で好成績を収めている。定年を迎えたのが昨年(2006年)1月。その1年前から「第2の人生、どう過ごそうか。打ち込めるものは何か」と考え、出した答えが歌だった。かつてカラオケ大会で知り合った音楽関係者に相談し、8月21日にキングレコードから念願のCDを発表した。 デビュー曲の『絶唱夫婦道』は、龍神村での実話を元に作られた。出産直後、昏睡(こんすい)状態になった妻を、21年間にわたり看病し続けた夫。しかし、病気で他界し、その3カ月後、妻も夫を追うようにこの世を去る----。 実は嶋谷さんが『絶唱夫婦道』と出合ったのは90年。87年に和歌山歌謡カラオケフェスティバルで優勝し、その特典としてレコーディングしたのがこの曲だった。「実話をストレートに表現した重い歌ですが、歌わせてもらえるなら後世に残したいと感じました」。ただ、録音はしたものの、当時は仕事もあり、大々的に売り出すことはなかった。 定年後、歌手への挑戦を決断したとき、「CDにするのはこの曲しか考えられませんでした」。昨年7月に再度レコーディングし、8月に発売。以降、カラオケスタジオやカラオケ同好会の発表会など100カ所以上を回り、行く先々で好感触を得た。評判はくちコミで広まり、1月1日から通信カラオケUGAで全国配信がスタート。また、湯浅町のFM局マザーシップでは1月の注目曲として繰り返し放送された。 「『頑張って』『全国発信できますよ』など励ましや応援の言葉をいただきます。歌は半分、趣味と考えていましたが、ここまで声援を受けると、本当に頑張らないと」と嶋谷さん。「歌い手はだれでもNHK紅白歌合戦が一つの目標。自分も歌っている以上はそこが大きな夢ですね」 1200円。岩喜演歌商店ほかで販売。問い合わせはサウンドスタッフ(073・474・3509)。 写真=切々と歌い上げる嶋谷さん |
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