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和歌山市立博物館(同市湊本町)が今年1月に発行した「安政二年和歌山城下町絵図」の複製が好評を集めている。市民から「城下町絵図の複製が欲しい」との声が多いことを受け、同館が所蔵する城下町絵図の数点の中から選定。原寸の約2分の1にし複製した。 絵図は、1855年に和歌山城の御抱絵師だった野際蔡真が描いたもの。西に紀の川、水軒川、東に和歌川を描き、中央に和歌山城の内郭・外郭を配置。その周辺に武家屋敷、北に町人地、南に寺町・新武家屋敷地を描いている。絵図は武家屋敷、町人地などが色分けされ、また、武家屋敷1078戸に氏名が記されているのが特徴。範囲は、東が東瓦町二丁目、西が湊・西長町、北が本町九丁目から嘉家作り丁、南が新堀西ノ丁に及んでいる。 今年1月に同館で販売を始めたところ、好評で既に300部が売れた。散策に使用するものと保存用の2部購入していく人もおり、額田雅裕学芸員は「城周辺に住む人は自分の家が江戸時代にどんな所だったか知りたいようです。複製は色彩も美しく壁に貼っても楽しんでもらえる」と言い、「絵図を見ると、当時の町のつくりが今とほとんど変わらないのが分かる。城周辺は町自体が文化財と言えることに気づいてもらえれば」と話している。 縦70ページ、横67・8ページ。解説付きで1部500円。問い合わせは同館(073・423・0003)。 写真=江戸時代の城下町の様子が詳細に分かる |
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