野村泉さん俳句遺稿集
次男の青木泰さんが編

       
 昨年(2006年)6月、90歳で亡くなった野村泉さんの遺稿集『紀伊の風のように-下駄履きで詠んだ五七五』(写真)が7月7日、発売された。
 野村さんは1915年、海南市生まれ。丸正百貨店に勤務し、子育てを終えてから俳句を始め、四木俳句会を主宰した。生活の息づかいが感じられる作品を詠んだ。
 野村さんの句を遺稿集にまとめたのは、次男の青木泰さん。生前、日記のように書きためていたものを「私のような俳句の素人でもわかるように」と心がけながら、県俳句作家自選句集『紀伊山脈』に寄せた句を中心に、随筆も収めた。
 青木さんは「母はいつも着物で、スキー場へも着物で出かけました。タイトルにはそんな母の姿と、県全域をフィールドに俳句を通して駆け回っていた様を表しました。これから自分の時間が増える団塊の世代のみなさんに、ひとつの道しるべにしてもらえればうれしい」と話している。
 四六判、178ページ。1575円。宮井平安堂ほかで取り扱い。問い合わせはイマジン出版(03・3942・2520)。