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紀の川市南中の中川房子さん(78)が7月、龍門山を写した写真と短歌を組み合わせた本『龍門山の四季〜遠くを望む』を出版した。中川さんは「人生のスタート地点のような山です。私たちのふるさとを見守ってくれている龍門山に対する思いが結集した作品です」と話している。粉河生まれの中川さんは小学校教師として29年間勤めた。最初に赴任した学校が龍門山の麓にある龍門小学校だった。初めての教室と児童との出会いは中川さんにとって人生の出発地点となった。その後も赴任校は全て同市内。教室の窓から龍門山を眺め、毎日教壇に立った。「辛い時や壁にぶち当たった時、山に尋ねたり呼びかけたりします。眺めていると心が落ち着くんです」 退職後に趣味で始めた短歌と写真。2002年に写真展を開いた際、来場者から、「心が癒されました」と言われことが印象深く残り、「龍門山を見て感動する気持ちが伝わるだろうか」と、今回の出版を思い立った。 龍門山の四季を撮影した41点と、短歌29首を収録している。撮影する瞬間に思い浮かんだ言葉や、言葉に合わせて撮影した作品を組み合わせた。同市内各所から撮影し、雪化粧の龍門山や早朝の朝日を背に輝く姿などを収めている。 A5判。非売品。県立図書館、紀の川市立図書館ほかで閲覧できる。 写真=作品を手にする中川さん |
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