夢と希望 句作に
楫本浩章さん『シリウス』出版

            
 和歌山市磯の浦の楫本(かじもと)浩章さん(65)が句集『シリウス』を自費出版した(写真)。
 楫本さんは元銀行員。剣道、詩吟、囲碁すべて有段と何事にもチャレンジ精神旺盛で、仕事に趣味にと打ち込んできた。しかし、1997年に脳梗塞で倒れ生活が一変。麻痺や障害に苦しみながらリハビリに励んだ。
 そんな中、俳句に生きがいを見出し作句に励んだ。師につかず、結社にも属さず投稿を続け、新聞や俳句雑誌の入選が500句を超えたこと、闘病生活が10年になったことを機に句集にまとめた。
 句集には、96年から2008年までの12年間に入選した中から456句を四季別に掲載。「麻痺の身を一念発起松手入」など前向きな思いを句にした。楫本さんは「題に選んだシリウスの青い光は私の悔し涙の色。病気になった時は失意と苦悩のどん底でしたが、今では俳句が生きる支えになっています。この句集は句作に夢と希望をつないで生きてきた証と闘病の記録。同じ病気の人や家族の励みになれば」と話している。
 非売品。四六判、325ページ。問い合わせは楫本さん(073・459・2444)。
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