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和歌山市の元高校校長、北澤正憲さん(63)が、江戸時代の俳人、松尾芭蕉の紀行文『奥の細道』に記されたコースの一部を自転車でめぐった旅の記録を『奥の細道紀行 前編』にまとめ自費出版した(写真)。北澤さんは「芭蕉の唱える『不易流行』とは、物には永遠に古びることのないものと、その時代によって変化するものという2つの面があるという理念。『奥の細道』で詠まれた情景が今はどうなっているのか、見てみたかった」と話している。国語の教師だった北澤さんは2006年、紀北工業高校校長を最後に定年退職した。在職中から、教材として毎年取り上げる『奥の細道』にロマンを抱き、定年後は、足取りをたどる旅に出たいとひそかに想いをあたためてきた。 念願叶って、06年と08年の2回に渡り、それぞれ1週間の旅に出発。時間と体力を考え、徒歩を断念してサイクリングで挑んだ。 1回目の仙台から立石寺(山形市山寺)、2回目の深川(東京都江東区)から福島へと旅した様子を収めたほか、在職中の思い出や生死をさまよった闘病生活、妻を説得しての二次紀行についての経緯にもふれた。 『奥の細道』の全ての地をめぐっていないため、今回は前編として出版した。また、昨年(2008年)10月にアメリカでのサイクリング旅行も敢行しており、次回作に意欲を燃やしている。 A5判、200ページ、1200円。希望者は北澤さん(073・479・2680)。 |
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