立命館大 山本耕平教授
ひきこもり支援1冊に
エルシティオの実践を紹介

            
 ひきこもり青年を支援する「エルシティオ」副理事長で立命館大学教授の山本耕平さんが『ひきこもりつつ育つ〜若者の発達危機と解き放ちのソーシャルワーク』を出版した。
 1987年から和歌山市の精神保健福祉相談員として働いた山本さん。2003年から大阪体育大学、07年から立命館大学で教壇に立つ一方、社会学の視点からひきこもりの原因を研究している。全国社会的ひきこもり支援者連絡会議事務局長も務め、和歌山で支援活動を約30年続けている。
 同書では、当事者と歩んできた経験やエルシティオでの実践を紹介し、ひきこもりながら育つことができる社会のあり方を提案。自己の状況と向き合う力や克服しつつある仲間の存在、社会の矛盾を科学的に認識する力の重要性を訴え、若者たちが自らの課題に主体的に取り組めるサポートシステムの必要性を解説している。
 山本さんは「生きづらい社会から自分を解き放ち、他者との関係を紡ぐため、社会として彼らに何を保障していくべきか考えるきっかけにしてほしい」と話している。
 四六判、190ページ。1890円。書店のほか、エルシティオ、麦の郷紀の川・岩出生活支援センターで販売中。問い合わせは同センター(0736・78・2808)。

写真=「考えるきっかけに」と山本さん

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