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和歌山県立医科大学卒後臨床研修センター長の上野雅巳さんが、医療現場で使われている様々な機器についてやさしく解説した『なるほど医療機器』を響文社から出版した(写真)。上野さんは「医師に質問したくてもなかなかできない患者さんもいますし、医師の方も時間的に十分説明できないこともある。この本を通じ、一般の方に知識を共有してもらいたい」と話している。上野さんは2004年から昨年まで、検査や診察、治療に使われる機器の仕組みや使用方法を紹介する連載を毎日新聞和歌山版に執筆。その中から99の機器を選び、1冊にまとめた。 がんの早期発見に効果的なPETや、全身の断面画像を短時間で撮影できるヘリカルCTなど最先端機器について解説。このほか、おなじみの聴診器で何を調べているかや、メスの持ち方、注射針、縫合用の針、糸の種類なども紹介している。 普段使っているが、機器の名前が分からない場合も調べられるよう、症状別索引を設けたのも特徴。例えば「腎臓病」では生化学自動分析装置、尿試験紙、血液浄化装置の3項目を案内している。上野さんは「自分の治療に使われている機器はどんな原理で、何を調べているのかを患者さんが理解することは安心につながります。安心できれば、治療も順調に進むはず」と強調している。 四六判、156ページ。1470円。主要書店で取り扱い。 |
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