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昨年秋に和歌山市小野町の西本ビルで「南海摩登(もだん)博覧会」を開いたNPO「銀聲舎(ぎんせいしゃ)」は、近代建築を利用した地域活動をサポートしようと冊子『近代建築プロデュース』を製作した。松尾寛代表は「地域の文化財を有効活用するモデルとして、今後活動しようとする人の手引きになれば」と話している。同ビルは1927年に建てられ、南海地震や太平洋戦争などの災禍を免れてきた。現在はギャラリーとカフェが入っており、市民がイベントや展示会に利用することもある。このビルをまちの活気づくりに生かそうと、昨年の博覧会で約1カ月の期間中にシンポジウムや展覧会、ワークショップなど40のイベントを開いた。 冊子にはこれらの取り組みを収録。同ビルの建築様式や建物の特徴、魅力などを紹介し、イベントにかかわったスタッフや来場者の声を盛り込んだ。さらに「市民のための近代建築プロデュース」と題し、文化財を生かしたイベント企画の進め方を解説した。挿絵は博覧会でビルの魅力を知り、大阪の自宅から半年間通った森馬康子さんが手がけた。 900円。48ページ。同ビルで販売中。問い合わせは松尾さん(073・448・0558)。 写真=冊子を持つ松尾さん(左)と森馬さん |
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