食の安全と裏側紹介
元生協職員 渡辺さんが出版

            
 和歌山市の会社員、渡辺宏さん(58)が『食の安全 裏側の話』を出版した。月刊誌『食生活』で2004年から2年間連載したエッセイ『つくり手の事情・消費者の言い分』を単行本化したもので、渡辺さんは「食の安全が問われ、危険性ばかりがあおられがちだが、だまされず実情を知ることで、商品そのものをきちんと評価してほしい」と話している。
 渡辺さんは元生協職員で、食品の仕入れを25年間担当した。1998年に退職後は、職員時代に全国の生産現場を訪れて感じた実情や苦労など、知っている情報を掲載するホームページ「安心!?食べ物情報」を開設。さらに週1回、読者からの質問や食に関するニュースを無料のメールマガジンで配信している。10年間続け、現在は約4000人が登録している。
 本書では「食材編」「調味料編」に分け、農薬問題や衛生管理、加工食品の賞味期限などについて世間と生産現場での意識のズレを指摘。「職員時代に自分で見たこと、学んだ経験を書いている。専門的な話もあるが、ひろく一般に読んでもらいたい。特に農業の項は和歌山の農家について書いたので、より身近に感じてもらえるのでは」と話している。
 1570円。四六判、205ページ。渡辺さんのHP(http://food.kenji.ne.jp)から購入可。問い合わせはカザン(03・5776・6633)。

写真=「食の実情を知って欲しい」と渡辺さん

   
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