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和歌山市の水中写真家、由木毅さん(66、写真)が自叙伝『ネオン川から海へ流された男(前編)』とSF小説『宇宙の果て』をゆうな出版から発行した。由木さんは「自叙伝は情熱的に燃えたぎった青春時代をつづったが、今の若い人は就職も難しく苦しんでいると思う。夢と希望を捨てず、自分の納得する人生を生きて欲しい」と話している。由木さんは鳥取県境港市出身。水中写真家として国内外の海へ潜り、コンクールで多数受賞、写真集も出版している。 自叙伝は、23歳で和歌山へ来て脱サラし、35歳でアロチで自社ビルを構えナイトクラブ5店の経営者として手腕を奮ったが、親友の遺言をきっかけに43歳で水中写真家に転身するまでの半生をつづった。 一方の小説は、エラと肺があり尾びれをたたむと脚が表れる知的生命体・マーメイド星人が自然環境破壊の進んだ惑星から地球へ逃避し、再び国家を築く模様を描く。「幼いころから海で遊び、人魚や宇宙人を想像していた。海の中はブルーの世界やふわっと浮く感じが宇宙と似ている。水の惑星にいると実感します」と話し、水中写真家らしい視点でストーリーに迫る。 沖縄で友人の写真家が書いたエッセイを読んだのをきっかけに2007年に執筆を開始。2冊同時に進め、自宅で毎日机に向かった。今もフィルムカメラを愛用する由木さんは原稿も手書きで、科学雑誌を読みイメージを膨らませ書き上げた。由木さんは「自叙伝の後編は秋に出版する予定で今書いています。今度は写真家になり、荷物を背負って世界各地を旅するところから始まる。小説の続きも考えています」と話している。 いずれも四六判、1200円。『ネオン〜』は144ページ、『宇宙の果て』は149ページ。宮脇書店和歌山店で販売中。問い合わせは由木さん(073・432・7254)。 |
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