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和歌山市役所で長年戸籍業務に携わる市民課副課長の山下敦子さんが『戸籍の重箱 初任者のための戸籍実務のレシピ』を日本加除出版から出版した(写真)。事例を物語風に紹介するなど戸籍を分かりやすく解説した実務書で、山下さんは「隣の後輩に教えるつもりで書いた本。戸籍業務は専門的で難しいが、人生を扱う重要な仕事。戸籍を見て相手の立場に立ち仕事をしてきた経験を込めました」と話している。“戸籍のプロ”の山下さんが戸籍業務と出合ったのは1993年、市民課戸籍班への配属がきっかけだ。当時は戸籍に対して白紙状態。参考に読む実務書は専門用語や難しい言い回しで内容が頭に入らない。日々の業務に悪戦苦闘した経験が今回の「初任者にも分かりやすい本づくり」につながった。 07年から戸籍班班長を務め、法務局や職場研修で講師に立つ機会が増えると、「レジュメや図式が分かりやい」と評判に。「本にしてみては」との周囲の勧めで08年11月に原稿を出版社に送ったところ半年後に返事があり、加筆修正を経て出版にこぎつけた。 同書では届書に絶対必要な知識などのほか、「がんばれ蹴人くん」「梅子 愛の物語」と題した山下さんによるオリジナルストーリーの章を設け、人の歴史の重みを感じ実務にあたる大切さを伝えている。「これから戸籍と向き合う人に向け、基本の『なぜ』を大切にしています。心をこめて仕事をする人が育ってほしい」と願っている。 273ページ、2940円。宮井平安堂ほかで販売している。日本加除出版(03・3953・5757)。 |
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