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和歌山ゆかりの世界的数学者、岡潔(1901─78)の伝記絵本『岡潔博士ってだぁーれ?』(写真)を橋本市の童話作家、佐藤律子さんが出版した。4歳の時、大阪から父の実家がある橋本市に移り住んだ岡。京都帝国大学(現在の京都大学)を卒業後、フランスに留学し、帰国後は広島文理科大学(現・広島大学)や北海道大学で教べんを執った。その後、橋本市に戻って研究に没頭。それまで世界中の数学者が解けなかった「多変数函(かん)数論」の難問を20年以上かけて解き明かし、60年に文化勲章を受章、翌年、橋本市初の名誉市民に選ばれた。 絵本のストーリーは、おじいさんカッパのカッパッパが友人だった岡について、孫のちいカッパに教える形で展開。紀見峠に一日中立って考え込んだり、地面に数式を書きながら頭を悩ませたりとエピソードをまじえ、数学者、岡の歩みを紹介している。 佐藤さんは「だれも解けなかった問題を解いた数学者としてのほか、日本人が持つ思いやりの心が廃れていることに警鐘を鳴らした方でもありました。そんな先人について、子どもにも大人にも知ってほしい」と願っている。 1260円。橋本市教委(0736・33・1119)。 |
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※ニュース和歌山2011年7月16日号掲載 |
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