少suichu1214し早いですが、メリークリスマス! 串本では11月30日から海底にクリスマスツリーが設置されています。

 実はツリーとそっくりな形をした海の生き物、イバラカンザシ(英名:Christmas tree worm)というゴカイの仲間がいます。ツリーに見える部分全てがエラで、棲管(せいかん)と呼ばれる管をサンゴに埋め込んで生活します。

 とてもシャイで、近づくとエラを一瞬で引っ込めて隠れてしまいます。生きているイシサンゴに好んで棲み、イバラカンザシがいるサンゴはオニヒトデに食べられにくいという説もあります。健康なサンゴの目安にもなるのですね。

 みなべの海の元気なサンゴ群落に、この冬も沢山のツリーが揺れています。

(ニュース和歌山2016年12月14日号掲載)